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papertissue:
My Secret Agent Lover Man (by Jeannine Tan)
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cloud formation at Mt Azuma-kofuji, 1707m above sea level.
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10.失敗 (12のエチュード)
自分の期待が終に実現しない時、
驚きと落胆と後悔と、あらゆる否定的な感情と、怒りと
身体も頭もぼんやりと熱を持ち、
力が抜けて茫然とする 失敗だ
受験して不合格だった時
喜んで予備校の準備をした
恋人と会ってこれからのことを話した
新しい生活への期待と希望
幾つかの大失敗があった。
その都度、大きな諦めと変更と小さな再開があって、
不思議と絶望は無かった
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9.信頼 (12のエチュード)
或る事を一度で信頼するのは難しいから
実験は何度も繰り返し、正確度と精度を分け
「5%の確率で、差がないとの仮説は棄却される」 などと
95%の信頼をおずおずと表明する
しかし、人を信頼するってどうだろう。
信頼できるか、できないか、
医者から渡された薬を
水で丸飲みするように
人との関係は一度きりだから、
人への信頼は無条件だ
だからこそ、失った信頼は戻ってこない
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8.暴力 (12のエチュード)
一体人を傷つけても許されることはあるか?
何かが担保されればいいか?
教育、養育、治療、矯正か
とすれば、学校、家庭、病院、刑務所は暴力的な場所だ
傷つけられた傷は癒えることがあるか
あれは自分のためだったと振り返ることは出来るか
身体の瘢痕が雨の日に疼くように
傷ついた気持ちもまた涙とともに痛むだろう
人は平等でなく、力には差異があり、
だから人は傷つくのだが
目的のために傷つけていい訳はない
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7.判断 (12のエチュード)
その判断が窮屈に感じたら
それが形式から来ている証拠だ
構造化は必要だが
硬直化は罪悪だ
右手が窮屈に動けば
左手は自由を殺がれる
背筋を伸ばして
力を抜く時
杓子定規な言葉には
憎しみが隠れていないか
子供がもし泣いていたら疑った方がいい
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6.言葉 (12のエチュード)
誰かがあなたのもとに来たのなら
その人の求めに応じよ。
それが子供でも、未熟でも、
老人でも、病人でも、愚者でも、また鼻もちならない金持ちでも
その人こそ実はイエスだとマザーテレサは教える
イエスだった記憶を失っているのだから、
彼が語る不十分な言葉を裁いてはならない
あなたの前にいるだけで十分なのだ
その人にまず水と食事と寝床を与え、
そうして静かに隣に座るのだ、そうすれば
決して語られなかった真実を教えてくれるだろう
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5.光 (12のエチュード)
僕は光を集めて
そこにある世界をキャッチする
曙や夕暮れが光を変え
普段と違う風景が現れるのを待つ
でも君は違うだろう
色と形を新しく集めて
無いものを造りだす
それに光を導くんだ
大気圏が水を浮かべる魔法で
光は弾け曲がりすり抜け
毎日僕たちに届けられている
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4.練習 (12のエチュード)
ゆっくりと音を確認して音符を追う
間違えた指は更なる悪習につながるから
立ち止まってまたやり直す
ぎこちない動きは脳髄の硬さだ
でも、慎重に動かしたって
上達は望めないから
イメージだけを思い描いて
飛び降りる、潔く
練習は不可欠だが
間違えた運指をいくら繰り返しても
君が行きたい場所には決して辿りつかない
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3.熊手 (12のエチュード)
あなた方の手はぶっきらぼうに動き
指先には鋭い刃が付いているではないか
柔らかなこころを扱っている
自負は一体どこから来るのか
無造作に指を突っ込み
かき混ぜ
粗いざるで濾し
漠然と飲み干す
自分の手の中の
それは
まだ息をしているか
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2.反省 (12のエチュード)
私は木で鼻をくくったような対応をしていないか
与えた飴を取り上げるような大人になっていないか
強い人は気付かないから
今日一日の行動を反省する
柔らかい心に杭を打ち込む
自分の心も痛むでしょう
よくわからないルールで
よくわからない決定が夕方に告げられる。
目を腫らして起きてきた時
午前の透き通った光が
君をまた受け入れるから、大丈夫
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1.約束 (12のエチュード)
取り消された約束が
唐突に去っていき、
夕日を集めた雲が西から流れて
困惑した君の横顔を掠めるのだ。
朝になれば勇気も湧くだろう
泣きながら眠れ。
世界に抗議の電話をつなぐから
そうしたらまた絵筆を持てるのだ。
うっかり喜んだ心に
煮え湯を呑ませる教師は
傷ついた鳥を校庭に埋め続ける
6月 2012
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